いるかが中3の時だったでしょうか。
家族揃っての夕食の際に、高校進学などの話をしていたら、
「ちょっと聞いてもらいたいことがあるんだけど・・・」と緊張した面持ちで
息子が言い出したのを覚えています。
「ボク、男の人が好きなんだ・・・他の人みたいに女の人に興味がもてない。」
衝撃が走った。
自分の息子が同性愛者?
TVや雑誌では当たり前のように見るようになって、自分の中では何処にでも
居るものだろうと受け入れていたつもりだったが、正直ショックでした。
その夜は、女房と二人で寝るのを忘れて語り合いました。
自分自身にもそういった因子があるのではないかと考えてみたり、友達や
TVの影響を疑ってみたりと随分混乱しながら過ごした記憶があります。
「しようがないわよ。あの子が正直に話してくれたんだもの。
どうしたら良いのか分からないけど、私は受け入れる・・・。」
もう寝ようと言いながら微笑んでる女房を見て、女は強いなと思ったものです。
これまで自分は同性愛者を否定したことはありませんでした。
でも、自分の息子がそうだと知ったときにショックを受けたということは
それなりに心のどこかで否定していたのかも知れません。
しばらくは自己嫌悪に陥ってしまいました。
いつも明るく振舞って普段通りに過ごしている女房と息子に影響されたのか
いつの間にか悩むことは少なくなっていましたが・・・
当たり前のように好きな男の子の話で女房と盛り上がっているのを見ると
なんとも複雑な心境になってしまう事があるのも正直なところです。
実は、更なる衝撃がそのすぐ後に待っていたのですが・・・
それはまた、次のお話で・・・ (^^;)ヾ
by いるかパパ
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